UVレーザ精密印字装置(超精密軸受け部品対応)
波長355nmの短波長UV光による低熱・精密印字装置です。超精密軸受部品の印字にはバリ(印字部と非印字部の境界の盛り上がり)がゼロミクロンという仕様が要求されます。UV光は金属表面を穏やかに酸化させ黒味のある印字かつ盛り上がりの無い加工が可能です。
大面積の印字エリアに対応するためにレンズとワーク架台の平行度精度が非常に重要になります。UV光は精密印字が可能となる反面、焦点深度が浅いため平行度が確保されていないと印字エリア全面での品質確保が困難です。
当社ではこの問題に対応するために、レーザ発振器(レンズユニット)架台とワーク架台をフライス研磨により高精度加工してレンズとワーク架台の平行度を確保しました。
また、レーザの条件設定・レシピ設定などは専用PCで行い、量産現場でのルーチン作業(スタートボタン操作など)はユーザフレンドリーなタッチパネル操作を可能としました。通信はシーケンサ制御で行っています。
またポカヨケ対策としてのレーザ2度打ち・空打ち防止策も距離センサとシーケンサ制御で実現しています。また安全面としてレーザ遮光BOXと扉開放インターロックによる緊急停止も備えています。